2020年10月1日よりオンラインドリル教材「おさらい先生」に、「読解」のプレ教材「ことば」、「計算」のプレ教材「すうじ」を提供開始いたします。
「おさらい先生」はエッセンシャルな基礎学力をトレーニングする演習教材ですが、多くの小中学校でご利用いただいたデータを分析するうちに、「それ以前」の課題が見えてきました。
国語でいうとパラグラフ以前の問題、語彙力がないので文をどこで切って読めばいいか分からない、文をかたまりで認識できず一字ずつ読んでいくので時間切れになる……などの課題です。
算数では足し算以前の問題、数感覚が育っていないために20より大きい数になるとイメージできない、数字という記号が頭の中で数と結びついていないなどの課題が見られます。
本課題は入学以前の家庭環境も関係し教育現場の努力だけではいかんともしがたく、スタートラインでの出遅れがその後の学習活動に大きく影響します。通例、小学校では子どもたちのスタートラインを揃えるために、小1にはベテランの先生を配置するのですが、本年はコロナ禍の影響で手厚いフォローができていないケースが多くなっています。この社会的課題の解決として本プレ教材の開発が、東京都のソーシャルビジネス支援(新型コロナウイルス感染症緊急対策)事業の助成対象にも認定されました。
プレ教材「すうじ」「ことば」は「おさらい先生」のサイトから体験版をご利用いただけます。ゲストアカウントのため個別最適化学習はできませんが、「おさらい先生」を導入されていない自治体の学校や保護者の方はぜひこちらをお試しください。
◆プレ教材の概要
(読解プレ教材「ことば」)
・単語→二語文→三語文とステップアップしてセンテンスに親しむ
・親しみやすいイラストと直感的に解答しやすいUIを採用
・今後、四語文、五語文、疑問文を随時追加予定
(計算プレ教材「すうじ」)
・すうじ:ドッツ(点)形式を用い、ドッツ→数字、数字→ドッツの出題を交互に行って30までの数量を体感的に認識できるようトレーニング
・すうじさがし:31〜120までの数量を理解できるようトレーニング
・すうじならべ:1〜120までの数量が十進法でどこに位置するかを体得するトレーニング
(体験版)
https://demo.osarai.jp/
◆新型コロナウイルス感染症緊急対策に係るソーシャルビジネス支援事業について
新型コロナウイルス感染症で顕在化した社会的課題の解決に向けた取組を支援する事業です。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/social.html